何故ギフテッドと判明したのか?
45才のおっさんがギフテッドと判明するまでの、流れというか生い立ちを書いておこうと思います。
WAIS4の結果を聞きに行ったときの事。
心理士の方に「学生の時は勉強できたんじゃないですか?」と聞かれました。
いえいえ、全く逆。
全然出来ませんでした!
学生時代の学力は?
大体平均くらいです。本当に偏差値でいうと各教科が45~55の間に散らばってました。
小中高の授業は、聞いても分かるものと分からないものが混在。
特に算数は良く分かりませんでしたね。小学校1年や2年でもうつまずいていました。
その他の科目は特に記憶はありませんので、興味はあまり無かったかと思います。
小学校の頃にマンガ日本の歴史をよく読んでいたので、社会科には興味がありましたが、つまらなかったのを覚えています。
で、授業以外には一切勉強せず。宿題も出さず、夏休みの宿題も仕方なく8/28あたりから頑張って、ひどくは怒られない程度にまばらに手を付けておく、というもの。これで小中高を乗り切ってきました。
勉強をしてもなかなか身につかないし、記憶も出来ない。平均あたりをうろうろする程度の学力と偏差値。
自分ではこの結果に納得はしていないけれど、客観的な数値として出されたものは正確に私の学力を表している。
勉強が出来ないのは自分でも客観的にも分かる。
でも勉強が出来ない自分には納得できていない「自分」というものも頭の片隅に存在している。
という、学生時代でした。
覚えていること
「勉強しなさい」、「勉強すれば出来るようになるのに、もったいない」という事はよく言われていましたが、どうもやりたくない。
思い出すのは小学校1年頃だと思いますが、早々に算数につまずいたので算数の参考書を買いに大きな書店に連れて行かれた時の事。今でも覚えています、買った参考書は「自由自在」。
「イヤだな。こんな分厚い本。」
というのが率直な感想。
「自然数は、皆さんが使っている数えられる数のことです・・・」
というような事が書いてあり、
「ああ、良かった、難しいこと書いて無くて」
とホッと安堵した思い出があります。
矛盾した自己評価
勉強は継続しないと出来るようにならない ⇔ 一回で理解できないことがおかしい
平均程度の学力は仕方が無い ⇔ 平均程度の学力というのはなんだかおかしい。納得できない。
勉強しなくても平均程度あれば良いじゃないか ⇔ トップクラスでもおかしくない
上の3つはそれぞれ矛盾していますが、すべて両方とも自分の中では両方とも「正しい」、という思いがあります。
「勉強しないから、勉強できない」という事実は認めるんだけど、同時に「勉強しなくても理解できない事がおかしい」という風に思っちゃうんですね。
明らかに、
高いVPI、PRI vs 低いWMI、SPI
を表しているように思えます。
長い間のもがく試み
そうこうしている内に社会人になり、自分に適した仕事も見つかり20代はのんびり楽しく過ごしていました。
で、30代位になるとビジネス書などを読んで自己啓発やスキル向上にいそしむようになりますが、どうも自分の頭の悪さがネックになります。
本を読んでもなかなか頭に入らないし、仕事も出来るようになるが、自分では仕事の覚えも遅いと感じる。何度も何度も失敗を繰り返していく内に、どうにか出来るようになるというレベル。
そこで思いついたのは「どのような勉強法、学習法が私に適しているのか?」。
この方面で本を読み進めていくと(確かLearning Betterという本)「ワーキングメモリ-」という単語を発見。
学習の時にはワーキングメモリ-が鍵になるという。いろいろと調べてみると、知能検査があり、ワーキングメモリーに加えて頭の使われ方がある程度分かるという。
さっそくWAIS4に飛びつきます。
近場で受けられるところを調べてみると、発達障害やメンタルクリニックばかり出てきますが、近所に個人経営のカウンセリングルームで受けられると事が判明。
さっそく2021年4月中旬に予約をして、下旬に検査、5月の中旬に結果報告となりました。
このとき45才。
随分と遠回りをしてきました。